OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校と国際電子ビジネス専門学校
の学生がGSXでインターンシップを行いました。
GSX東京本社にて、2023年8月14日(月)~16日(水)にかけて、学生7名に対してインターンシップを行いました。
参加した学生は、OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校 スーパーゲームIT科 ホワイトハッカー専攻から5名、国際電子ビジネス専門学校 情報スペシャリスト科 サイバーセキュリティコースから2名です。
(左上から、OCA 川岸さん、OCA 木田さん、インターンシップ講師担当、OCA 坂田さん、OCA 辻さん/左下から、kbc 外間さん、kbc 藤巻さん、OCA 福本さん)
OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校(以下、OCA)は、ホワイトハッカーやIT、ゲームCG、eスポーツなどのプロを育成する専門学校です。
2018年度に開講したスーパーゲームIT科・ホワイトハッカー専攻では、2023年度現在、4学年合わせて100名以上の学生が在学しています。
(OCAとGSXの関係性と取り組みについては、2022年度のインターンシップページにまとめてございますのでご参照ください。)
国際電子ビジネス専門学校(以下、kbc)は、IT・ゲーム・デザイン・ビジネス分野の学科を持つ専門学校で、550人を超える学生が在籍しています。39年の歴史がある学校法人KBC学園の第1号校です。
情報スペシャリスト科 サイバーセキュリティコース(4年制)は、最新のICTに関する知識・技術を習得しICT業界のリーダーを目指す学科で、毎年多くの国家試験およびベンダー資格合格者を輩出しています。
今回のインターンシップでは「TTS(Tiger Team Service)事業部」で脆弱性診断※1の業務を3日間かけて体験していただきました。TTS事業部では、主に脆弱性診断やペネトレーションテスト※2などを行うタイガーチームサービスをご提供しております。
※1 システムに内在する脆弱性の有無を診断すること。今回のインターンシップではWebアプリケーションの脆弱性診断の業務を実施
※2 ホワイトハッカーがシステムに侵入して悪意のある攻撃を行い、サイバー攻撃の耐久性がどのくらいあるかをテストする、「侵入テスト」「ペンテスト」とも呼ばれる
タイガーチームサービスとは、GSXのホワイトハッカーが対象のネットワークシステムに対し、攻撃者と同じ手法を用いて擬似攻撃を実施することで、システム内の実害につながりうる脆弱性を検出、対策方法を含めてご報告するサービスのことです。
GSXに所属するホワイトハッカーはCEH(認定ホワイトハッカー:Certified Ethical Hacker)に基づく知識を保有し、お客様のご相談に対して確かな技術力と倫理観を持ってサービスをご提供しております。
1日目
・オリエンテーション
・参加者による事前課題(Webアプリケーション作成)のプレゼンテーション
・脆弱性診断業務の実施
全体概要の説明
脆弱性診断対象一覧の作成
・インターンシップ業務報告書の作成
学生のみなさんが各自様々なアイデアを形にしてきてくださいました。
2日目
・脆弱性診断業務の実施
対象一覧の確認
脆弱性診断作業
脆弱性診断結果の取りまとめ
脆弱性診断結果報告会の準備
・インターンシップ業務報告書の作成
・GSXの他事業部の業務理解(他事業部の紹介)
良い雰囲気だと伝わってきました!
3日目
・脆弱性診断結果報告会の実施
・インターンシップ全体の振り返り
今回、本社でインターンシップに参加した学生7名にインタビューを行いました。
(左上から、OCA 川岸さん、OCA 木田さん、インターンシップ講師担当、OCA 坂田さん、OCA 辻さん/左下から、kbc 外間さん、kbc 藤巻さん、OCA 福本さん)
OCA 川岸さん
セキュリティ企業でのインターンシップということもあり、難しい課題が提示されてついていけないのではないか、と正直不安でした。
しかし、講師の方が丁寧に教えてくれたり、社員の皆さんが場を和ませてくれたりしたため、参加する前の不安もやわらぎ、楽しみながら取り組むことが出来ました。
講師の方へ質問をした際、迅速かつ的確なご回答をしていただいたのですが、これはお客様からも信頼される技術力を持っているからこそできると思いますので、私も社会人になったら自信をもって回答ができるようになりたいです。
OCA 木田さん
セキュリティ専業企業ということで、お堅い会社なのかと思っていましたが、講師の方をはじめ社員の皆さんが優しくて話しやすかった印象があります。
いろんな方とお話し、事業部を越えて分け隔てなく仲が良い社風なのだなと思いました。
OCA 坂田さん
以前は脆弱性診断の業務は機械的にこなしていくものだとイメージしていましたが、実際はかなりお客様に寄り添った人間味のある業務だと感じました。
GSXに所属する皆さんと接して、友好的な方が多い印象を受けました。
OCA 辻さん
GSXさんに対してお堅い企業というイメージでしたが、相談ごとに対して的確なアドバイスをくださったり、いろんな方が話しかけてくださったりしてうれしかったです。
コミュニティがチーム内に限られるのかと思っていましたが、他の事業部の方と和気あいあいと交流されている方が多く見受けられ、社内の関係性も良さそうだと思いました。
kbc 外間さん
お堅いイメージがありましたが、皆さん和気あいあいとしており、各事業部長の方々も個性があって親しみやすい方が多かったです。
多くの事業を行っているため、大企業だというイメージを持っていたのですが、想像よりも少ない人数でこれほどの実績を出されているということに驚きでした。
kbc 藤巻さん
「脆弱性診断のインターンシップ」と聞いていたので、技術的な指導が中心かと思っていましたが、コミュニケーションや社会人として必要な能力についての指導を重点的にしていただき、貴重な経験になりました。
3日間のインターンシップで日数が少ないにも関わらず、多くの方が積極的に交流してくださり、話しやすい方が多い印象を持ちました。
OCA 福本さん
インターンシップに参加する前は、「セキュリティ企業はお堅い」というイメージがあったので、GSXさんも同じなのだろうと思っていました。
しかし、社員の方とお食事をした際に「気になっていることがあればなんでも聞いてください!」と優しくお声がけしてくださり、とても過ごしやすかったです。
OCA 川岸さん
インターンシップの診断業務で取り扱った脆弱性に対して起こりうる被害や攻撃手法について、3年間の学習の成果を活かすことができました。
特に、脆弱性診断後に開催された報告会では、実際の業務と同様に、お客様へ診断結果のご報告をする想定で実施したため、様々な発見がありました。
お客様目線で投げかけていただいた質問に対して思ったような回答ができず、悔いが残る部分もありますが、貴重な経験ができました。
事前課題は、作成する過程で知らなかった部分を勉強でき、何よりもインターンシップを通じて診断の楽しさを改めて感じられたことが良かったです。
OCA 木田さん
初めて使用するツールでしたので使い方の習得に時間がかかり、診断作業の時間が思ったより減ってしまいましたが、最後まで諦めずに取り組むことはできました。
診断結果をどのような立場で報告するか、というところまで考えて報告書を作成する必要があると教えていただき、視野が広がりました。
事前課題は、構成の検討に時間を費やしたため完成には至りませんでしたが、自分の実現したかった部分については形にできました。
また、些細なことですが、会話は事業部内の方同士でのみだと思っていましたが、GSXさんで過ごして、事業部ごとの壁がなく分け隔てなく仲が良さそうな雰囲気の企業なのだなと伝わりました。
OCA 坂田さん
学校では検査項目の洗い出しから報告の手前まで(の作業部分について)は習うのですが、その先の範囲については今まで経験してこなかったため勉強になりました。
インターンシップで、お客様目線で業務に取り組むことの大切さを教えていただき、業務が相手(お客様)に寄り添ったものであることを理解しました。
このようなプロ意識や技術力が中小企業を助けるために役立てられていることは改めて素晴らしいなと思います。
事前課題はチャレンジを求められたおかげで、今まで触れてこなかった興味のある分野に関わることができ、学習してきた内容の応用ができて楽しく取り組めました。
OCA 辻さん
学校や自主学習で脆弱性診断の勉強をしている中で、どこか「この道で本当に合っているのだろうか」という漠然とした不安がありました。
しかし、今回インターンシップに参加したことで、自分の進んでいる道は間違いではないことを再確認できて安心しました。
それと同時に、脆弱性診断と一言で表しても、資格取得と仕事でサービスとして第三者に提供するのとでは、別物であるということがわかりました。
インターンシップでは、診断をしてその結果の報告書を作成するとき、診断結果を報告会でお伝えするとき、どの場面でも必ずお客さまの立場になって考えていくことの大切さを教えていただきました。
事前課題は限られた期間で取り組む必要性がある上、制作物のジャンルやどこまで完成させるなど細かい指定がなく、どこまでやっていくかをかなり悩んだ末、最後まで完成できなかった部分もあって難しかったです。
ただ、アイデアを形にして、実際に業務に従事されている方からのフィードバックをいただくことが出来たので、次に活かしていけると良いなと思います。
kbc 外間さん
インターンシップでは、脆弱性診断を正しく行うだけではなく、いかにお客様目線で報告を行えるかが重要であると学びました。
事前課題は、発想を実現するのが難しくて、計画と構成を考えて作業することがいかに大切であるかを学びました。
また、GSXさんはたくさんの事業を行っているため、何百人もいらっしゃる大企業だというイメージを持っていたのですが、想像よりも少ない規模で多くのお仕事をこなされているということに驚きでした。
kbc 藤巻さん
「相手の視点に立って考えることが大切です」と教わった際、正直普段から意識して生活をしていたつもりでした。
しかし、業務では資料作成や発言など、一つひとつに対してさらに気を配る必要があると感じ、技術的なこと以上にこのようなコミュニケーションにかかわる部分での学びが特に多かったです。
今まで制作をする機会が限られていたため、事前課題をきっかけに楽しんで取り組むことができました。
準備をする過程で、自分の身の回りや社会にある問題について調査をし、開発者の視点で成果物を作成し、発表練習をするなど、総合的な経験ができました。
GSXという会社に対しては、インターンシップ参加前はお堅いイメージがありましたが、積極的に交流してくださる明るい人柄の方が多くて、良い意味で印象が変わりました。
OCA 福本さん
授業で脆弱性診断をやる機会がありますが、一から診断して報告書を作るという経験はインターンシップが初めてでした。
報告会では、お客様にもいろんな立場の方がいるため、その方々が報告内容を理解できるように伝えることの難しさを実感しました。
事前課題は、時間が限られている中でどこまで作りこむかの構想を練るのに苦労しましたが、考えているものは形にできたかなと思います。
発表の仕方にもフィードバックをいただき、大変勉強になったため次回に活かしていきたいです。
OCA 川岸さん
今勉強しているセキュリティの知識や技術力をさらに身に着けることはもちろん、一人のサービス提供者であるという観点を意識していきたいです。
勉強する過程でアウトプットをする場面もありますが、正直インプットの割合が多くなりがちになります。
しかし、今後は自分の知識をサービスとして提供していくという観点を持ち、アウトプットする際の価値を意識して勉強していければと思います。
また、講師の方へ質問をすると迅速かつ的確なご回答をいただきましたが、技術力の高さ故だと思いますので自分もそうなれるように一層勉強していきたいです。
OCA 木田さん
インターンシップを通じて技術や知識の至らないところに気付けたため、もっと技術者として活躍できるよう勉強に励んでいきたいです。
プレゼンテーションの仕方も教えていただいたので、学校など発表をする場面があったら活かしていきたいです。
OCA 坂田さん
自分の勉強していることやこれから勉強していこうと思っていることが社会で活かせる場があると感じることが出来ました。
今後はさらに熱を入れて勉強をしていき、プロ意識や技術力のある社会人を目指したいです。
OCA 辻さん
学校では一つのことを集中して深堀していくことが多いですが、業務となると取捨選択して幅広く取り組む必要があると感じました。
ですので、どのような流れの上での処理なのか、これは何に使えるのか、などを意識しながら勉強をしていき、資格取得にも挑戦していきたいです。
kbc 外間さん
技術面はもちろん、表現や言葉遣い、相手にどのように話せばうまく伝わるかという伝え方の部分が学びでした。
他の方に何かを教える場面がある際は、建設的に話せるように意識していきたいです。
kbc 藤巻さん
技術面でも考え方の面でも、課題や勉強になることが見つかったため、日常生活でも意識して過ごしていければと思います。
私はアルバイトで塾講師をしているのですが、学校の友人と異なり接する方の知識レベルの差がある場合が多いため、相手の立場で理解してもらえるにはどうしていけば良いかを考えて言動をしていきたいです。
OCA 福本さん
お客様対応で、何かを聞かれたときに「NO」と言わずキャッチボールを止めないようにしていくことが大事だと思い、意識していきたいです。
難しいご要望があっても、代替案でこういうことが出来ます、とお伝えすることが自然とできる社会人になりたいです。
*インターンシップの募集は毎年10月ごろを予定しています。
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