日本サイバーセキュリティファンド 出資参加社が一堂に会し定期情報交換会を開催
セキュリティ企業の経営者同士の対話を通じ様々なシナジーを創出します
2024年4月に立ち上げた日本サイバーセキュリティファンドは、2024年7月にLimited Partner(ファンドに出資する企業)となるセキュリティ企業13社が加わり、現在さらに4社が加わる全21社が参加するファンドになっています。 本ファンドでは、セキュリティ企業に投資し、投資先企業をファンド全体で支援していくことを通じて成長を促していくこともさることながら、セキュリティ業界全体でタッグを組み、ファンドに参加する企業同士の提携・協業などによる参加企業各社の成長加速、 さらにはセキュリティ業界を盛り上げていくことを大切な役割の1つとして捉えています。そのため、Limited Partner同士の交流・連携がとても重要になります。 セキュリティ企業の経営者同士が一堂に会し対話することで、熱が生じ、自ずとシナジーが起こると確信しています。
日本サイバーセキュリティファンドでは、Limited Partner同士の交流の場を定期的に設けており、2024年12月中旬に第一回目の会合を実施しました。各社から経営者が参加し議論を重ねる中で、ファンド参画企業のサービスを自社のお客様にご紹介したいといった声や、サービスを一緒に開発したい、採用・教育を一緒にやりたい、といった様々な協業アイデアが提示され、多くのアイデアが実行に移すことが決まっていきました。経営者同士が議論をするため、高い次元で議論がされ、意思決定のスピードも速く、シナジーが創出されています。まさに本ファンドの特徴と言えます。
当日は都内の大学施設をお借りし、Limited Partnerが一堂に会し、冒頭General Partnerを務めるウエルインベストメント瀧口代表からファンドの取り組み進捗について共有を行いました。投資に関する市況、本ファンドへの新たなLimited Partnerの募集状況、出資先の検討状況など幅広い情報提供が行われました。
続いて、Limited Partner各社から戦略や事業の紹介をいただきました。各社が事業の理解を深めることで、どのように組むことができるのかといったシナジー創出のきっかけ作りになっています。各社代表者が熱っぽく語り、聴き手も真剣な眼差しで傾聴していました。
この場でのプレゼンテーションが懇親会での様々な協業議論につながっていきました。 打ち合わせを設定した方々も多く見受けられ、早速シナジーが発揮されました。まさにセキュリティファンドの価値が創出された瞬間と 感慨深い想いでいっぱいです。
続いて、会場を移動し「WICIシンポジウム2024」に参加しました。WICI (The World Intellectual Capital/Assets Initiative)はグローバルで統合報告のフレームワーク作成などに取り組んでいる団体で、ウエルインベストメント瀧口代表がWICIジャパンの理事を務めているご縁で参加させていただきました。「サイバーセキュリティと企業価値〜インタンジブルズ(無形資産)の視点から〜」と題したパネルディスカッションには、GSXから副社長の原がパネリストとして登壇し、サイバー攻撃の実態や企業が実施しているセキュリティ対策など幅広いテーマでパネラーとの意見交換を繰り広げました。
懇親会ではフランクな雰囲気で、経営者同士が意見交換を行いました。様々なセキュリティ企業が一堂に会し、経営者同士がじっくりと議論を交わす場はなかなかなく、みなさん有意義な時間を過ごしていただけました。お客様に一緒に提案できる、サービスを共同開発できる、採用・教育で連携できるなど、様々なアイデアがあちこちで議論されており、今後の具体アクションが楽しみです。
このように、日本サイバーセキュリティファンドは投資活動だけではなく、業界のつながりを深め、業界全体を盛り上げていきますのでご期待ください。
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