セキュリスト(SecuriST)®|認定脆弱性診断士
受講インタビュー東芝デジタルソリューションズ株式会社 様
東芝デジタルソリューションズ株式会社
ICTソリューション事業部
マネージドサービス第三部
テクニカルサービスデザイン第三担当
伊波 俊 氏
今回は東芝デジタルソリューションズ株式会社の伊波氏に、認定脆弱性診断士(認定ネットワーク脆弱性診断士 公式トレーニング)をご受講いただいた感想をお伺いしました。
ーー会社概要と事業内容についてお聞かせください
伊波 氏 東芝デジタルソリューションズは、東芝グループのデジタルソリューション事業を担う企業として、社会の安心・安全を実現するシステム作りや、AI/IoTなどのデジタル技術の研究と実績を重ねてきました。それらの技術を生かし、お客さまのデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するプラットフォームや多種多様な業務業種ソリューションの提供を中心にビジネスを展開しています。
また、東芝とともに最先端デジタル技術の研究開発にも取り組んでおり、「量子暗号通信技術」の実証実験やソリューション提供を担当しているなど、安心・安全を担保するための先進的なセキュリティ技術やソリューションの提供にも取り組んでいます。
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution.html
ーー所属部署やお仕事内容、ご自身のミッションについてお聞かせください
伊波 氏 所属部署:ICTソリューション事業部マネージドサービス第三部テクニカルサービスデザイン第三担当 兼 サイバーセキュリティセンター製品セキュリティプロジェクトチーム
仕事内容:本務では、パートナー企業やお客様との協業や自由な働き方を推進するための基盤として、ゼロトラストネットワークの設計・構築やSOC設計を行っています。従来の「防御や規制」の重視から「アクセス制御と継続的な監視」の重視への転換を図り、セキュリティと使いやすさ・作業効率化の両立の実現を目指しています。
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/tsoul/33/002.html
また、製品セキュリティ(PSIRT)部門にも所属しており、弊社が提供するすべての製品やシステム、サービスから脆弱性を排除し、品質を担保する仕組みやルールの制定、製品セキュリティ教育の推進等を行っています。
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/tsoul/25/003.html
ーー受講してみてスキルアップにつながったこと、また率直なご意見・ご感想(良かった点/改善すべき点)、ご自身の現状のスキルから見た講義のレベル感(難しかった、易しかった)などをお聞かせください
伊波 氏 ネットワークスキャンや脆弱性スキャンに限らず、公開情報の調査から診断報告書の書き方まで含んでおり、網羅的で実践的なトレーニングだったというのが一番の感想です。
講義ではDNSによる名前解決の流れやTCPの3ウェイハンドシェイク、Linuxの使い方といった基礎から教えていただけました。また、半分以上の時間は、説明を聞きながら講師と一緒に演習環境で手を動かす内容でした。このため、セキュリティ関連業務の未経験者でも基本的なネットワーク知識があれば、十分に知識や技術を身に着けられると思います。一方、実務経験が豊富な方やCEH取得者など、ある程度のスキルがある方には少し物足りないかなというのが正直な感想です。
ーー最後にこれからご受講される方々に向けてアドバイスなど一言お願いいたします
伊波 氏 ネットワーク脆弱性診断の基本的な知識や技術を網羅的に身に着けたい人や、何から手を付けていいのか分からない人にぴったりの教育だと思います。