株式会社アミューズ 様|FireEye・FireEye製品アラート解析サービス

株式会社アミューズ様は、標的型攻撃対策専用アプライアンスとして、仮想環境の数の多さや仮想環境上で再現できるネットワーク環境の緻密さなど技術面でも最も優れているとの判断から、GSXから提案した FireEye を採用されました。

Case Study
株式会社 アミューズ 様

株式会社 アミューズ 様

株式会社アミューズ(以下、アミューズ)は、「感動だけが人の心を撃ち抜ける」という企業理念を掲げ、“ライブイズム”を原点としながら、コンテンツホルダーとしてグローバルに歩み続ける総合エンターテインメント企業です。自社通販サイトを保有し所属アーティストのグッズ等の販売も行っています。

目次

導入サービス

■標的型攻撃対策専用アプライアンス『FireEye』


■『FireEye製品アラート解析サービス』

対談者プロフィール(※所属・役職は取材時現在のものです)
清水 邦夫 氏
株式会社アミューズ
IT企画部 次長
清水 邦夫 氏
青柳 史郎
GSX
事業開発部 部長
青柳 史郎
プロローグ

アミューズIT企画部専任次長 清水様に標的型攻撃対策専用アプライアンス『FireEye』の採用に至った背景をGSXの青柳が伺いました。

昨年発生したある事象について

青柳

何かきっかけになる事象が起きたのでしょうか?

清水氏

昨今、業種を問わずサイバー攻撃や標的型攻撃がかなり流行ってきていると聞いていましたが、その事象に近いものが当社で発生しました。
当時色々と社内で調査をした結果、なかなか原因を突き止められませんでしたが、想定できうるあらゆる可能性の潰し込みを行ったことで、通信手段を阻もうとする事態が起きようとしていることが確認できました。業務性質上、メール/電話/FAXのその内ひとつでも止まってしまうと、甚大な影響が出てしまうので、早急な解決に迫られました。

青柳

このタイミングでGSXにお声掛けいただいたわけですね?

清水氏

はい。社内環境がマルウェアに感染していないか、社内からの不正な外部通信がないかをGSXさんに調査依頼しました。
その検証の結果、深刻なマルウェア感染やC&Cサーバーとのコールバック通信は検出されなかったものの、実際に攻撃をされている兆候は見つかりました。

次世代ファイアーウォールか専用アプライアンスか

青柳

その結果をもとにどのようなソリューションを導入するか検討が始まったのですか?

清水氏

市場にある製品は調査をしていましたので、次世代ファイアーウォールの導入か、専用アプライアンスの導入かが選択肢でした。
そこで2つの選択肢の中で代表的な製品を検証してみました。その結果、マルウェア検知率(特にゼロデイ)に差があったことに加え、当社のネットワーク構成を変更する必要が無い専用アプライアンスに絞りました。

FireEyeの選定

青柳

専用アプライアンスの中でも複数の製品があった中で、なぜFireEyeの選定に至ったのでしょうか?

清水氏

国内外で多く導入実績があることは知っていました。
また同時に構築できる仮想環境の数の多さや仮想環境上で再現できるネットワーク環境の緻密さなど、技術面でも最も優れていると判断しました。更に導入後の運用懸念をGSXさんが払拭してくれたので、FireEye導入を決定しました。

運用の不安を払拭したGSXのアラート解析サービス

青柳

どのような運用不安があったのですか?

清水氏

FireEyeで防御できるとはいえ、その防御アラートが上がってきた時に、何が起こっていて、どういう影響が考えられ、結局何をすればいいのか、ということを沢山業務がある中で瞬時に把握するのは難しいと感じていました。
GSXさんのアラート解析サービスはそれらを代行してくれるので、安心感を持って、FireEyeの導入に踏み切れました。

青柳

機器導入時の障壁などありましたか?

清水氏

特にありませんでした。ネットワーク構成を変更せずに、ミラーポートに差し込むだけで完了です。構成上、ネットワークに負荷が掛かることがない点も良いですね。

導入効果

青柳

導入後の感想はいかがですか?

清水氏

昨今顕著にサイバー攻撃や標的型攻撃が流行っていて「不正な外部通信をどう止めるか?」というのがセキュリティ業界で注目されていると思いますが、今までなかなか決定打がなかったと思います。そういう意味で言うと、サンドボックス機能を駆使して、仮想環境で動作検証し、不正な通信が発生する/しないを検知してくれるので、非常に安心感があります。
今までは社内からの不正な外部通信が発生しているかどうかを監視することはできなかったので、それを一つのゲートウェイで検知してくれて、検知したらすぐに対処できる、という体制が理想的であると考えています。

青柳

今後のセキュリティ方針をお教えください

清水氏

当社は著名な人気アーティストが多く、関連するファンクラブ・ECサイトを複数運営しているので、外部からの脅威に対する社内整備(マルウェア対策など)という観点も重要ですが、外部からの不正アクセス対策もまた継続的に検討する必要があります。公開されているサーバに対するセキュリティ対策には、より敏感になり力を入れて推進していこうと考えています。

システム概要図
システム概要図
導入会社プロフィール

会社名

株式会社アミューズ

株式会社アミューズ様

本社所在地

東京都渋谷区桜丘町20番1号

設立

1978年(昭和53年)10月16日

資本金

1,587,825,000円

従業員数

200人(アミューズグループ 255人) ※パートおよび嘱託職員は含んでいません

事業内容

アーティストマネージメント業、コンテンツ制作事業
イベント運営、版権事業、広告代理店業など

導入サービス概要

■ FireEye

FireEyeはゼロデイ攻撃や標的型攻撃からシステムを保護する、次世代の脅威対策ソリューションです。ファイアーウォールやIPS、アンチウイルスなどのシグネチャーベースの従来型セキュリティでは防げない最新の攻撃手法にも対応し、情報資産を守るアプライアンス型ソリューションです。

■ FireEye製品アラート解析サービス

FireEye製品専用のインシデント運用支援サービスです。お客様に代わって、GSXのセキュリティエキスパートが発生したアラートの内容を解析・評価し、迅速且つ最適なインシデント対応をサポート致します。
本サービスでは、通常運用時からGSXにアラートをメールにて共有、またFireEyeに接続できる環境を設定頂きます。お客様が解析が必要と判断されるアラートについて、ご依頼を頂く都度或いは月次で解析を実施し結果をご報告させて頂きます。

株式会社 アミューズ 様 導入事例紹介リーフレット (PDF 1.2MB)

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