株式会社アミューズ 様|FortiWeb - Webアプリケーションファイアウォール(WAF)

株式会社アミューズ様は、Web公開されるシステムは全てセキュリティチェックを行うことをルールとして決められました。その過程で、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)として、GSXから提案した FortiWeb を導入されました。

Case Study
株式会社 アミューズ 様

株式会社 アミューズ 様

株式会社アミューズ(以下、アミューズ)は、「感動だけが人の心を撃ち抜ける」という企業理念を掲げ、“ライブイズム”を原点としながら、コンテンツホルダーとしてグローバルに歩み続ける総合エンターテインメント企業です。自社通販サイトを保有し所属アーティストのグッズ等の販売も行っています。

目次

導入サービス

■Webアプリケーションファイアウォール『FortiWeb』

対談者プロフィール(※所属・役職は取材時現在のものです)
大西 善雄 氏
株式会社アミューズ
IT企画部
大西 善雄 氏
青柳 史郎
GSX
事業開発部 部長
青柳 史郎
プロローグ

アミューズIT企画部次長 大西様にWebアプリケーションファイアーウォール(以下、WAF)『Fortiweb』の導入に向けたインタビューをさせて頂きました。

ネットを使ったビジネスの台頭

アミューズは、著名アーティストを多数抱え、アーティストマネージメントやライブなどの興行、またはCD/DVDの版権事業などを主たる事業としています。
併せてここ数年は、自社で運営するオンラインショップを中心とした物販/物品販売のECサイト、Webによるファンクラブシステム、電子チケットなど、ネットを使ったビジネス収益も増えてきています。

過去の教訓を活かし、WAFを検討

大西氏

そんな状況の中、当社では過去に自社サイトが情報漏えい事件に遭い、お客様にご迷惑をお掛けしてしまいました。
ネットビジネスは企業として必要だとはいえ、セキュリティを疎かにすると、お客様にもアーティストにも迷惑を掛けてしまう。この事件を教訓にシステムセキュリティ体制を大きく見直し、Web公開されるシステムは全てセキュリティチェックを行うことをルールとして決めました。

青柳

どのような経緯でWAFを検討されたのでしょうか?

大西氏

アジア進出に伴う拠点の新設に対応出来るよう、インターネットアクセスは必須になったと同時に最大限のセキュリティ施策が必要になりました。
そこで、当社では3つの施策を検討しました。
1つ目は、現地法人事務所にアクセス制御システムの導入(不正持込PCの制御)、2つ目は、システムの脆弱性診断の実施、そして3つ目がWAFの導入です。
脆弱性診断により抽出された脆弱性は、直ぐに改修をしました。主管部署との話し合いの中で「脆弱性を全部潰せばそれで解決じゃないの?」という声があったのも事実です。しかし、改修の漏れや今後の機能拡張などを考えると、脆弱性をずっとゼロにし続けることは、不可能なので慎重を期し、多層防御の観点からWAFの検討を進めました。

どのWAFを選ぶべきか

青柳

なるほど。通常、WAFを検討される場合、機能面と合わせて、その提供形態が重要です。市場には、アプライアンス型、ソフトウェア型、SaaS型、仮想版型などもろもろの種類がありますが、アミューズ様の選定ポイントはいかがだったのでしょうか?

大西氏

まずは機能です。WAFの基本機能は大前提ですが、それだけだとメジャー製品の中では選別が困難でした。ですので、基本機能に加え、如何に付加価値を持っているかを加点ポイントにしました。
また、今回対象のシステムは某社のプライベートクラウドサービス上で動いているアプリケーションです。ですので、このサービス上で稼働できるWAFを選ぶ必要がありました。

Fortiwebを選定

青柳

数ある中でFortiWebを選定頂けた理由はどこでしょうか?

大西氏

先ほどもお話したように、このロケーションで稼働する製品で、且つ基本機能以外の付加価値を持っているという点でした。環境面でいうと、FortiWebはアプライアンスだけでなく、VM環境版が用意されていることです。
また機能面でいうと、他のWAFには無い、Web改ざん検知機能と脆弱性スキャナー機能、それからアンチウイルス機能が決め手になりました。特にエンターテインメント業界がターゲットとされ、Web改ざんが頻繁に起きている今日において、改ざん検知機能は魅力的でした。
また、経営層に導入効果を見せる必要があり、分かり易いレポート出力というのも必須な要素でした。
さらに言えば、コストも重要な要素でした。というのも、もともと予算化しておらず、必要に迫られて臨時で検討したため、低コストで導入できるというのもFortiWebの選定ポイントでありました。

青柳

ありがとうございます。これほど製品の特徴をよくご理解いただいているということは、多少なりとも貢献できているということですね、大変光栄です。

導入の効果と今後の展開

青柳

では、ご導入後の効果はいかがでしょうか?また、今後の展開についてお聞かせください。

大西氏

導入後、毎日レポートをチェックしておりますが、厳しい状況がうかがえます。FortiWebがなかったら、すぐさま攻撃が成立するものではありませんが、少なくともアタックを防御しているという安堵感があります。
アジア進出などを進める一方、海外からの脅威が更に増えてゆく中で前述のような安堵感を得られることは、我々のステークホルダーへの責任を果たす意味合いでも非常に大切なポイントとなります。
常にセキュリティ意識を忘れず、マルウェア対策など今までのセキュリティ施策では通用しない部分をよく見極め、且つ過剰投資にならぬようITの運用を進めていきたいと思います。

システム概要図
システム概要図
導入会社プロフィール

会社名

株式会社アミューズ

株式会社アミューズ様

本社所在地

東京都渋谷区桜丘町20番1号

設立

1978年(昭和53年)10月16日

資本金

1,587,825,000円

従業員数

200人(アミューズグループ 255人) ※パートおよび嘱託職員は含んでいません

事業内容

アーティストマネージメント業、コンテンツ制作事業
イベント運営、版権事業、広告代理店業など

導入サービス概要

■ FortiWeb - Webアプリケーションファイアウォール(WAF)

FortiWebは、通常のファイアウォールでは防げないWebアプリケーションに対する攻撃からWebサイトを防御するセキュリティアプライアンスです。WAF(Webアプリケーションファイアウォール)/XMLファイアウォールによる防御に加え、脆弱性の診断、Webページの改ざんを検知した際の自動復旧機能や、クレジットカード番号漏洩検知とブロック機能を搭載。また、クレジットカード業界における国際標準、PCI DSS 6.6 (Payment Card Industry Data Security Standard)にも準拠しています。

株式会社 アミューズ 様 導入事例紹介リーフレット (PDF 1.4MB)

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